令和7年度 会長所信

大村東彼防衛協会青年部 会長 太田 陽子
〜はじめに〜
日本を取り巻く安全保障環境は冷戦後、最も厳しい環境にあるといわれています。特に現状変更を実力行使によって成し遂げようとする中国、国際的価値観を無視しウクライナ侵攻を続けるロシア、またロシアのウクライナ侵攻を支援しつつ核開発等とともに弾道弾を多数保有する国、これらは言うまでもありません。更に特筆すべきはその戦いの質が大きく変わっていることです。ドローンの活用、宇宙・サイバー・電子戦といった目に見えない手段を活用した戦いのみならず、人間の頭や心に直接・間接的に影響を及ぼす「認知戦」「心理戦」も最大限活用されている状況であるといえます。
一方、国内に目を向けると、今年は過去の大戦から80年という大きな節目に来ています。特に日本の安全保障政策に対抗する国・組織は、この機会を捉え普段から、沖縄戦で住民を巻き込んだという問題、旧軍と自衛隊の関係性などをあらゆる報道・SNS等で広め印象付け、あたかも今近くに存在する自衛隊が、何かやましい組織であるかのような推測を思わせる、まさに認知戦、心理戦に近いことを行っているように思います。
〜自衛隊に対する真の支援組織として〜
大村東彼防衛協会青年部はこれまでに、市内に3つの部隊を持つという大村市の特性もあり、自衛隊の諸行事に協力し、防衛思想の普及並びに隊員との親睦を図りながらともに地域の活性化に貢献してきました。
さらに今年は戦後80年という節目の年でもあることから、我々も自衛隊の活動をより正しく、広く伝える「正しい認知戦・心理戦」を実施し、真に自衛隊を支援するための組織として、また地域に必要とされる組織であり続ける為の活動を実施して参ります。
令和7年度 活動方針
1.自衛隊の活動を地域住民に広く正しく伝えるための広報活動
2.会員の自衛隊組織を理解するための勉強会開催
3.隊員未婚率の低減に向けた未婚自衛隊員への結婚支援の実施
4.自衛隊退官者の再就職支援ならびに入隊者募集支援
5.共に理解を深めるための自衛隊隊員との交流
6.会員数70名達成と会員数の維持
7.各種自衛隊行事への参加
令和7年度 大村東彼防衛協会青年部事業計画
1.自衛隊活動を地域住民に広く正しく伝えるための広報活動
①ホームページ管理
②各SNS・動画配信ツールでの情報発信
2.会員の自衛隊組織を理解するための勉強会開催
①地元自衛隊研修
②市ヶ谷地区視察研修
3.隊員未婚率低減に向けた未婚自衛隊員への結婚支援の実施
①『自衛コン』の復活開催
②九州・沖縄地区防衛協会連絡協議会「長崎大会」の支援
4.自衛隊退官者の再就職支援ならびに入隊者募集支援
①自衛隊員の再就職の現状と支援制度の調査
②情報発信により、地元企業と自衛隊員双方の理解の促進
③地元企業による受け入れ機運の醸成
5.共に理解を深めるための自衛隊隊員との交流
①防青会員同士での交流会
②三部隊の自衛隊員との交流
6.会員数70名の達成と会員数の維持
7.各種自衛隊行事への参加
①自衛隊各種行事への参加協力
②自衛隊演習・諸施設視察等への参加協力
③三部隊幹部の歓送迎会への参加
④他地区の防衛協会青年部との連携
⑤全国青年研修大会への参加支援
⑥九州・沖縄地区防衛協会青年部連絡協議会への参加
⑦各友好団体行事への参加

