令和6年度 会長所信
大村東彼防衛協会青年部 会長 一ノ瀬 浩
〜はじめに〜
世界は今、パワーバランスの均衡が綻び、国家間の対立の構造が鮮明となる異様な状況が生じています。一昨年2月に勃発したロシアによるウクライナ侵攻は国際社会を震撼させ 国際秩序を根底から揺るがす事態となりました。今回の戦争は銃やミサイルだけではなくフェイクニュースなどの情報操作・サイバー攻撃などの「ハイブリット戦争」が展開され るなど異なる点が多くあります。また我が国周辺も核ミサイルの開発強化軍備増強の動きが加速化して一層厳しさが増しています。そういう時代背景等も重なり防衛力強化の施策 が閣議決定されました。しかし軍事力だけでは強くなれるものではありません。自分の国は自分で守るという意識が根付いた健全な社会の発展と国民一人一人の理解と支持があってこそ成り立つものと考えます。
〜支援組織として〜
昭和60年4月20日大村東彼防衛協会を親会として「大村東彼防衛協会青年部連絡協議会」と命名され、若手会員のみで構成された青年部会が誕生しました。
その後に各種⽀援活動を重ねて、平成元年に現在の組織へ改編。「自衛官の激励及び慰問自衛隊の諸行事に協力し、防衛思想の普及並びに隊員との親睦をはかり共に地域の活性化に貢献し平和を祈る」を目的に現在までの活動に至っています。
〜本年度は〜
新型コロナウィルスの影響で3年間は思うような活動できず3 部隊の幹部の皆様並びに隊員の皆様との関係が疎遠になりつつあります。また同じく青年部会員間交流も激減して同様な状況下にあります。また明年令和6年3月に正式配備されます「陸上自衛隊水陸機動連隊」について各種行事に参加し「学び」かつ⼤村市⺠の皆様へ広報活動を行っていくことも重要な事業として考えています。そのため以下の活動方針を定めました。
「ウィズコロナ・アフターコロナ」で引き続き感染防止も踏まえながら活動して参ります。
令和6年度 活動方針
1.自衛隊活動を地域住⺠に広く正しく伝えるための広報活動
2.会員の自衛隊組織を理解するための勉強会開催
3.共に理解を深めるための自衛隊員との交流事業
4.各種自衛隊行事への参加
5.会員間の交流を行うことにより自衛隊に寄り添い成長する事業